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2021年7月21日(水)

【日本文化学科】学外授業「東大寺鬼瓦ツアー」を実施しました

日本文化学科で考古学を学ぶ2~4回生23名は、7月17日(土)に学外授業で「鬼瓦」をテーマに東大寺の境内をめぐりました。

鬼瓦は魔除けのために屋根の頂上や隅に飾られる瓦です。大仏殿をはじめとする東大寺の建物にもたくさんの鬼瓦があります。鬼瓦のつくられた時代はさまざまですが、全国的にも数少ない平安時代や鎌倉時代につくられた古い鬼瓦をみることもできます。

今回の授業では鬼瓦の時代による姿や形の変遷を学ぶ目的で、約2時間をかけて大仏殿、法華堂、開山堂、転害門などの鬼瓦を見学しました。学生からは「今までは鬼瓦の存在を気にしていませんでしたが、講義を受けてからは屋根に目がいくようになりました。とても楽しかったです」との声も聞かれました。

当日は梅雨明けのとても暑い日でしたが、学生たちにとっては身近にある文化財の大切さに気づく、充実した一日になったようです。

鬼瓦を観察

解説を聞く学生の様子

学生が撮影した鬼瓦(江戸時代)

学生が撮影した鬼瓦(南北朝時代)