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2018年6月19日(火)

【日本文化学科】学外実習で「薪御能」を観ました

 

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日本文化学科の1年生科目「学外実習」は、年間約30回の企画の中から学生が選んで参加できる体験型授業です。5月19日(土)には奈良の伝統行事の一つとして、興福寺「薪御能」を見に行きました。17時30分の開演を前にそれぞれ良席を確保しました。薪猿楽(たきぎさるがく)が催されてきた興福寺南大門跡で、松をわたる風にも「当時の人と同じなのかな」と思いをはせながら、野外の舞台を体感しました。「頼政」の迫力に1年生も引きつけられていました。日が落ちて薪に火が入り、狂言「梟」能「巻絹」をゆっくり鑑賞しました。

学生からは「笛や小鼓の音と提灯の明かり、風が揺らす木々の音と着物がとても幻想的で、その世界に引き込まれました」「時が過ぎるのを忘れてしまったほど、作品を見るのに没頭できた」「風が強くて衣装が揺らめくところがより興深く感じられた」「特に狂言はわかりやすく、笑えるもので寒さも少しやわらぎました」といった感想が聞かれました。