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2016年10月28日(金)

【日本文化学科】新聞記者による正倉院展出前授業

秋が深まる季節、奈良は賑わいを見せます。奈良国立博物館で恒例の「正倉院展」が開催されるからです。正倉院展で展示される正倉院宝物は、奈良時代から今に伝えられた奇跡の宝物です。その宝物を見るために、たくさんの人々が奈良を訪れるのです。

10月11日(火)、日本文化学科では今秋の「第68回正倉院展」(10月22日~11月7日)を前に、正倉院展の取材を長年されてこられた読売新聞編集委員の関口和哉さんをお招きし、今年の展示の見どころを講義していただきました。

講義では、「三日に一度はお酒を飲ませてほしい」といった奈良時代の人々の切実な願いが書かれた古文書など、新聞記者ならでは人間味あふれた宝物の紹介もありました。奈良時代の人々も現代の私たちと意外に近い感覚をもっていたようです。授業に参加した学生からは「今のサラリーマンと変わらない」、「早く展示がみたい」などの声があがりました。

帝塚山大学は正倉院展が開催される奈良国立博物館から約50分の立地にあります。日本文化学科では、この時期、教員による正倉院講座や正倉院展を見学する学外実習もおこなっています。

皆さんも正倉院展に行き、奈良時代にタイムスリップしてみてはいかがでしょうか?