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2016年10月4日(火)

【日本文化学科】新設科目「特殊講義(日本文化への多角的アプローチ)」が始まりました

歴史や文学の多彩なジャンルにわたって日本文化を学習できる、という本学科の特色を活かした「特殊講義(日本文化への多角的アプローチ)」が開講しました。

共通テーマ(第1~10回「占い・まじない」、第11~15回「真田信繁(幸村)」)について、日本文化学科の教員がリレー講義を行います。

9月29日(木)第1回では、後藤博子准教授(演劇)がガイダンスを行い、分野を横断して多角的な視点で考察する力を身につける、という到達目標について説明しました。

さらに、「占い・まじない」に関する近世文学・演劇からのアプローチとして、「おみくじ」を取り上げ、寺社でおみくじを引く風習が江戸時代から一般化した状況について講義しました。近松門左衛門に創作を依頼したと伝わるおみくじも紹介しました。

おみくじを引く意義について、グループごとに意見交換をして考えを深めてから、近世文学における描写を読み、江戸時代の人々がおみくじに対してどのような想いを持っていたと読み取れるか、考察しました。

本学科の教員が順番に担当していく、という新設のリレー講義に学生たちの期待も高く、5限にもかかわらず50名以上が履修し、続きを楽しみにしています。

 

おみくじを引く意義について意見交換