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2015年8月6日(木)

【日本文化学科】学生が「平等院 特別歴史教室」で「源氏物語かるたプロジェクト」の報告を行いました


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7月25日(土)、平等院(京都府宇治市)で「世界遺産 平等院特別歴史教室」を開催しました。「奈良・京都の歴史文化を体感しながら学ぶ」という文学部の教育方針にご理解を寄せてくださった平等院との共同企画により実現しました。この催しで、日本文化学科の学生が「源氏物語かるたプロジェクト」について報告しました。

はじめに、文学部の牟田口章人教授(文化財アーカイブス)が平等院の調査に携わった経験から、文化財を記録して後世に伝える意義について講演しました。

次に、清水婦久子教授(平安文学)が『源氏物語』の歴史背景と宇治との関わりについて講演を行い、授業での取り組みの一環として「源氏物語かるたプロジェクト」を紹介しました。これは、『源氏物語』54帖の各巻から歌を選び出し、イメージを描いて帝塚山大学版かるたを作成するプロジェクトです。

続いて、北林由衣さん(日本文化学科4年)が「賢木(さかき)」の巻、木下裕哉さん(日本文化学科3年)が「蜻蛉(かげろう)」の巻、北川春花さん(日本文化学科4年)が「手習(てならい)」の巻について、発表しました。物語の読解を進め、プロジェクトメンバーで話し合いを重ねながら、かるたの試作に取り組んでいることを、自身の作品を示しながら報告しました。平等院で歴史文化を感じるという、今回の催しの意義をふまえ、それぞれが宇治との関わりにスポットを当てるなど、発表に工夫をこらし、参加者の方々の興味を引きつけていました。また、他の学生たちも会場設営や案内、受付などを担当して、今回のイベントを支えました。