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2014年7月28日(月)
【日本文化学科】学内開催の展示『谷崎潤一郎 耽美の世界』を通して
帝塚山大学創立50周年記念事業の一環として、帝塚山大学奈良・東生駒キャンパス図書館で、7月8日~22日に貴重書展示『谷崎潤一郎 耽美の世界~肉筆・稀覯本を中心に~』が開催されました。また連携企画として、附属博物館でも『谷崎文学の挿絵』の展示が行われました。
日本文化学科の中島一裕教授(日本語表現論)がこの展示に協力し、16日には公開講座「谷崎文学の展開」を行いました。新出資料として、谷崎潤一郎の俳句が書かれたはがきを紹介され、テレビや新聞で大きく取り上げられました。
中島教授のもとにはマスコミの取材が集まり、遠方から研究者が来学されるなど、注目度の高い展示になりました。
日本文化学科の学生は中島教授の指導のもと、上級生は展示の設営を手伝い、下級生は授業の一環で展示を見学するなど、さまざまな形で関わりました。
学生たちは、短期大学時代から蒐集してきた貴重なコレクションに接し、日本文化学科の基盤となっている伝統を実感したようです。また、ふだんは学外実習などで大学の外へ出かけて展示を見学する機会が多いのですが、今回のように学内の展示で、内側から関われたことは、学生にとって貴重な体験になりました。
特に、司書課程、博物館学芸員課程の学生たちは、展示を通して司書や学芸員の視点をシミュレーションしながら、じっくりと学習を深めていました。
中島教授の指導を受け、ディスプレイに取り組みました
可愛いポスターも学生に好評でした
授業の一環で見学しました
図書館の入口でポスターに目をとめる学生たち