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2012年9月10日(月)

【日本文化学科】学外実習で京都国立博物館「大出雲展」に行きました

 

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7月28日(土)に学外実習の一環として、鷺森浩幸教授の引率のもと、京都国立博物館で開催中の「大出雲展」を見学しました。ちょうど、博物館学芸員資格課程の見学と同日になり、参加者は両方あわせて30人を超えました。学外実習組は1年生で、博物館課程のほうは4年生が主体ですので、1年生と4年生が一緒に見学するという、めずらしい機会になりました。

 

集合は暑いさなかの午後1時でした。本学の学生は余裕を持って早めに集合するという傾向があり、多くの参加者が博物館入り口横のショップに入って集合時間を待っていました。ショップの中はすべて学生だったのではないかと思われるほどでした。もの珍しそうにグッズを手に取りながらも、なかなか購入するまではいかない様子の客で満員という状況で、ご迷惑をおかけしたかもしれません。

入構して、まず、「大出雲展」の企画に従事された研究員の末兼俊彦先生から、展示の概要や見所について解説を受けました。このように大きな展示にたずさわられた先生から直接お話を伺えるという貴重な機会に恵まれて、学生たちの集中も高まったようです。その後、学外実習・博物館課程に分かれて、それぞれ自由に展示を見学しました。鹿や馬の埴輪、『古事記』の古写本、荒神谷遺跡の鉄剣や銅鐸など、出雲に関わる著名な文化財をゆっくり見学することができました。なかでも、もっとも印象深かったのは、出雲大社の境内から出土した宇豆柱と大社の復元模型ではなかったかと思います。

前期テスト直前の土曜日で、しかも猛暑の午後だったので、参加者の疲れが心配されましたが、学生はそれぞれに楽しめたようでした。「参加してよかった」と満足した様子が見られ、無事に実習を終えることができました。

 

 

 

 

末兼俊彦先生から展示の説明を聞く