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2012年4月18日(水)

【日本文化学科】吉野合宿(新入生オリエンテーション)を行いました

まだ少し緊張しながらガイダンスに聞き入る新入生.jpg日本文化学科では、4月3日(火)・4日(水)に吉野で新入生オリエンテーション合宿を行いました。

3日の朝、新入生、教員、アシスタントの上級生、約140名が大学に集合し、バス三台に分乗して出発しました。まず法隆寺に向かい、先生方の説明を受けながら、金堂・本堂・宝物殿を見学しました。考古学・美術史・古代史など、専門の先生方のくわしいお話を聞くと、古代の法隆寺の様子が浮かび上がってくるようでした。

昼食を済ませ、再びバスに乗り込んで、吉野山へ。さいわい、雨風が強くなる前に竹林院に到着することができました。はなれの親隣荘に集まり、ガイダンス、教員・上級生紹介を行いました。緊張で固くなっていた新入生も、先生方のお話に笑ったり、上級生のあいさつに拍手を送ったり、少しずつ安心した表情になってきました。部屋割が発表され、それぞれの部屋で休息した後、大広間で夕食の鍋を囲みました。バスで親しくなった人、部屋が一緒になった人など、自然と輪が広がり、お鍋をつつきながらなごやかに話をかわす様子があちこちで見られました。

夕食後、親隣荘に集合し、基礎演習のクラスの顔合わせをしてから、各自の時間割作成にとりかかりました。上級生や先生のアドバイスを受けながら、それぞれオリジナルの時間割を作ります。初めての作業に不安を抱いていた新入生も、完成させた時間割表に上級生から「上手にできてるよ」と声をかけてもらって、晴れ晴れした笑顔を見せていました。

4日は全員で金峯山寺蔵王堂を拝観しました。今年は桜の見頃にはまだ早かったのですが、ちょうど秘仏本尊の特別拝観期間中に当たっていたため、金剛蔵王大権現に結縁することができました。三体の大きさ、青さは圧倒的な迫力でした。それからめいめい吉野をゆっくりと散策しました。竹林院に戻って、昼食のカレーライスを食べる頃にはすっかりうちとけて、元気よくおかわりする姿も多く見られました。バスに乗って帰途につき、心地よい疲れでうとうとしながら吉野山を下り、近鉄八木駅、近鉄学園前駅を経由してから、16時前には大学に到着しました。

後日、新入生からは「不安と緊張でいっぱいだったけれど、吉野合宿で友達ができて本当によかった」、「時間割を組むのが難しかったけど、できてほっとした」といった声が聞かれました。

先生の解説を聞きながら法隆寺を見学

みんなで利休鍋を囲んで夕食

先生や上級生に相談しながら、各自オリジナルの時間割を作る

蔵王堂を見上げ、それぞれに記念撮影にも挑戦