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2011年8月26日(金)
【日本文化学科】「伝統生活文化論A」:三味線演奏と日本舞踊から日本文化を体験
7月22日、日本文化学科の専門科目「伝統生活文化論A」(担当:野々村恵美子講師)では、長唄三味線方の今藤佐知保さんを特別講師に招き、三味線の歴史と構造について学びました。
東生駒キャンパスの和室で行われたこの日の授業では、最初に、三味線の歴史や組み立て方、長唄についてお話いただきました。三味線の胴には猫の腹の皮を張られていますが、お稽古用の三味線として、高価な猫の皮のかわりに、犬の背の皮を張って作られた三味線もあるなど、三味線にまつわる様々な裏話も交えて進められました。
その後、長唄が実演され、独特の音色が和室内に響きわたると、学生たちは興味深そうに耳を傾けていました。最後は長唄にあわせて、日本舞踊・西川流師範でもある野々村講師が舞踊を披露。日本の伝統文化の余韻に浸りながら、前期最後の授業を終了しました。
後期開講の「伝統生活文化論B」では、日本の伝統文化・芸能(舞踊・茶・花)や四季の歳時に関する事柄を取り上げ、古来より伝わる日本の美と表現方法を「お茶のお点前」などの実習を取り入れながら考察。“本物”に直接触れ、体験する、日本文化学科の目指す特徴的な授業を展開していきます。
音あわせの道具 「調子笛」.三味線の調弦には複数のパターンがあります。曲によって調弦し、また曲の途中でも調弦することができます。
三味線の組み立て方についても学びました。