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2011年6月23日(木)
【日本文化学科】学外実習で文楽鑑賞教室に行きました。
6月18日(土)、学外実習の一環として、学生32名と引率の教員2名で、国立文楽劇場の「文楽鑑賞教室」を見に行きました。
国立文楽劇場は超満員でしたが、前方の良席に並んで座ることができ、間近に見る舞台から圧倒されるような迫力を体感しました。解説コーナーでは大夫、三味線、人形遣いのそれぞれの演じ方の工夫について、技芸員さんからわかりやすい説明があり、初めて見る学生の「わかるかな」という不安もやわらいだようです。
なお、参加した学生からは、次のような感想が聞かれました。
「初めて文楽を見るのでとても楽しみにしていた。思っていた以上に迫力があってびっくりだった。人形をあやつっている人は大変だと思った。こういう機会以外であまり来る事がないのでいい体験ができたと思う」
「語り手だけで複数の人を語りわけ、三味線で場面の状態を表現し、三人の人形遣いが人形の細かい動きを生み出し、まるで人形に生があるかのように感じられました。三味線がただ奏でているだけではなく、人の感情や場面の状態を三味線の音一つで表現していることに驚きました」
「すごかったです。大夫の迫力ある語り口もさることながら、すごく見入ってしまいました。あやつる人の細かな動き一つ一つが心にとまりました。とてもよいものを見られてよかったです」
「『五条橋』は牛若丸と弁慶の対決がとても迫力がありました。たとえば足音を響かせたりするところが特にそう感じました。牛若丸の動きは軽やかで、弁慶の動きはダイナミックで、それぞれとてもわかりやすかったです。「忠臣蔵」はキャラクターが多いのにそれぞれ声に違いが見られ、感動しました」