News

2011年6月11日(土)

【日本文化学科】清水婦久子教授が、西部公民館にて源氏物語についての講座を行いました

講義の様子.JPG6月9日、人文学部日本文化学科の清水婦久子教授が奈良市学園前にある西部公民館にて、「源氏物語と千年の文化―源氏物語千年紀展より」と題して、西部公民館が主催する女性講座で講義を行いました。今回の講義は、女性講座の受講者から、文学のなかでも特に根強い人気のある源氏物語について学びたい、という声があがり、実現したものです。   

講義では、光源氏や藤壺宮などのモデルになった人物について、当時の宮中の情勢を踏まえながら紹介するとともに、源氏物語が作られた時代、源氏物語が古典になった時代、源氏物語が普及した時代について、「浮舟・橘の小島」、「須磨・秋の夕暮れ」など源氏物語の名場面を振り返りながら、紹介しました。

なぜ、源氏物語が短編の集まりで54帖もあるのか、なぜ恋愛物でなければならなかったのかなど、源氏物語にまつわるさまざまエピソードも紹介され、参加者らは源氏物語の新たな魅力に気づき、ますます源氏物語の虜になったようでした。