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2011年1月18日(火)

【日本文化学科】学外実習:「有名ではあるが、訪れることの少ない」京都の史跡見学を行いました

12月18日(土)、日本文化学科の「学外実習」が行われ、「有名ではあるが、あまり訪れたことのない京都の史跡見学」をテーマに、京都市内での臨地実習が行われました。

日本文化学科専門科目「学外実習」は、本学が世界文化遺産の地・奈良にあり、京都や大阪にも近接するという絶好のロケーションを生かして、年間25回を超える臨地講義を行っている体験型授業です。各回の授業は、日本文化学科専任教員がリレー形式で担当・引率し、学生たちが現地で“本物”に触れ、感じ、学ぶことを目的としています。今回は、恒例となっている観光バスを利用しての日帰りの実習となりました。

この日参加した40名あまりの学生たちを乗せたバスは、近鉄学園前駅を出発して、一路、最初の目的地・「銀閣寺」へ向かいました。到着後、引率の源城政好教授、中島一裕教授、鷺森浩幸准教授から説明を受けながら、銀閣寺や近くの法然院・哲学の道などを見学。法然院まで足をのばした学生たちは、静かで落ち着いた境内の雰囲気にしばしの間、浸っていました。

次の目的地は、二条城。この城は、京都における江戸幕府の拠点といわれています。二の丸御殿や二の丸庭園、本丸庭園を見学した学生たちは、銀閣寺とあわせて、日本庭園の美に触れ、充分に堪能していました。

続いて、“パワースポット”として有名で、陰陽師・安倍晴明を祀る「晴明神社」、さらにそこから徒歩で一条戻り橋を経て、平安京の方除けとされる「大将軍八神社」や、菅原道真を祀る「北野天満宮」など、怨霊や鎮魂に関わる場所を順に見学。北野天満宮では、多くの受験生らしき参拝者も見かけられ、学生たちは自らも体験した受験生時代をちょっぴり思い起こしていました。

多くの文化財・史跡が点在する京都市内各所を訪れたこの日の学外実習。幸い天候にも恵まれ、学生たちには、充実の一日となった様子でした。

二条城唐門をくぐって二の丸御殿へ

二条城で時間待ち

二条城本丸御殿