News

2023年6月16日(金)

【食物栄養学科】「基礎栄養学実験」では、実験を通して管理栄養士に必要とされる科学的思考力を身につけます!

 1年生後期の『基礎栄養学』では、『ヒトが健康を維持するため、食物を摂取し、それを消化して、 身体が必要とする形で物質(栄養素)を取り込む一連の過程である栄養』について学んできました。

 2年生前期の『基礎栄養学実験』では、三大栄養素の「消化」に主眼を置き、消化器官から分泌される酵素の働きと栄養素の消化について実験を通して学んでいます。

 今回は、デンプンに消化酵素α-アミラーゼを加えて反応させ、その反応時間の違いによるデンプンの消化をヨウ素デンプン反応によって検出し、反応溶液の色調変化を観察しました。また、実験結果を客観的に捉えるため、反応溶液の吸光度を測定し、パソコンを利用して吸光度と反応時間の関係をグラフにして比較検討を行いました。

 さらに今後は、タンパク質、脂質といった栄養素の消化実験を行い、最終回ではこれまでの実験結果を各班にプレゼンテーションしてもらい、半年間の実験について振り返りを行うことで、さらなる知識の定着と科学的思考力を身につけることを目指しています。