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2020年2月17日(月)

【食物栄養】透析患者向け勉強会(調理実習)の運営をサポートしました

2月16日(日)に、西奈良中央病院血液浄化センター2019年度後期患者勉強会が本学で開催されました。

同病院の栄養教育課の管理栄養士だけではなく、看護師、臨床工学技士の方々も一緒に透析患者様向け調理実習を本学調理実習室で行い、伊藤ゼミの学生12名がその運営をお手伝いさせていただきました。

後期定期試験終了後、準備にあてられる時間は1週間程度しかありませんでしたが、まずは、受付・誘導のシミュレーションおよび入構証の作成を行いました。

次に、透析食に関する復習や当日レシピの予習を行いました。透析食はバランスのいい食事であることを大前提とし、適量のたんぱく質、塩分・水分を取りすぎない、カリウム・リンを取りすぎないなどの制約があり、それをレシピに反映させることはなかなか大変です。当日レシピは西奈良中央病院の方で作成していただいていますが、サポートをスムーズにできるように、改めて透析食に関わる勉強とレシピの予習を行いました。

写真はレシピの確認など行っているところです。

 

20200216事前打合せ.png

当日は、当初予定より参加者数が減ってしまいましたが、スムーズに運営をすすめることができました。患者様やそのご家族にもご満足いただけたことと思います。

また、管理栄養士の先生方からの説明は、知識だけではなく、患者様の状況に応じて日常生活で活用できる調理のアイディアや工夫がたくさん含まれており、どのように伝えていくか、ということの重要さを改めて認識しました。

学生たちにとっては、次年度に行われる臨地実習(臨床栄養)などに向けて、またこのような勉強会の運営に関して、得難い経験となりました。