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2019年9月25日(水)

【食物栄養】第7回奈良まほろば産学官連携懇話会で藤村教授が講演

第7回奈良まほろば産学官連携懇話会が、9月11日に近畿大学農学部において開催されました。この懇話会は、奈良県下の4大学(近畿大学、帝塚山大学、奈良先端科学技術大学院大学および畿央大学)が、(公財)奈良県地域産業振興センターとともに、その地域の企業などと産学官連携を図り、相互資源の有効活用にて実用化の推進、さらには産業の育成・活性化を目指す取り組みです。

今回、帝塚山大学から藤村太一郎教授が研究シーズ「食品加工プロセスによる乳素材化技術」について講演を行いました。食品廃棄物ホエーの有効利用を目的として、食品加工プロセス(酵素・吸着処理)技術によって機能性呈味改善フレーバーへと変換させ、実用化を試みました。その呈味成分は、ジペプチドおよびトリペプチドであり、その成分に含有される機能性呈味改善フレーバーの素材化を実現、製造・販売されました。

奈良県内の製造業、大学職員・学生、公設試験研究機関の研究員など95名の方に参加をいただき、盛況に開催することができました。今後の奈良県における地域での産学官連携のさらなる成果が期待されます。

 

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