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2012年4月16日(月)

食物栄養学科 新入生学外オリエンテーション

新入生にとっては、4月1日の入学式から、緊張の連続の日々かと思いますが、授業の始まる前の一日、学外オリエンテーションを基礎演習単位で行いました。

5つのグループ総勢76人は、9時半西大寺東門に集合し、奈良ではこその“西大寺大茶盛”を体験しました。境内はまだ桜は二分咲き、肌寒い日でしたが、正座をものともせず、お坊様からお話をうかがいました。

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大茶盛にしか出てこないお菓子「開基勝寶」を食べた後、大きな茶筅での御作法を見せていただき、宇治の抹茶を美味しく頂きました。一年生は時には楽しそうに、大きな茶碗で飲むには、一人では口まで運べず、隣の人に介添えをしてもらい、最後まで飲み切りました。テレビではよく見ますが、一度は体験しておきたい奈良の名物行事でしょう。地方から出てきている人、関西でも奈良を知らない学生は、これから大いに勉強し、奈良を楽しんでもらいたいと思います。

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一方、他の3グループ46名は、奈良町の神社仏閣と、現存する砂糖商では最も古いといわれる傳増尾商店や、日本酒発祥の地と伝えられる古都奈良の春鹿酒造など、食に関わるスポットを、奈良ボランティアガイドやお店の方に説明いただきながら見学したのち、国際奈良学セミナーハウスにて研修会に参加しました。

研修は、栄養士課程1期生によるランチョンセミナー「管理栄養士として活躍する卒業生に聞く」、4回生を講師とした「大学生活を100万倍充実させるポイント」、河合洋見教授による「オリエンテーション~新入学生に期待する~」。その間に履修相談を実施したところ、3・4回生のスタッフに「栄養教諭の科目は大変ですか?」「どの先生が易しいですか?」と、先輩にしか訊けない質問を熱心にする姿が目立ちました。

管理栄養士として活躍する教授や先輩の講演を聞いて、『管理栄養士になる』という決意も新たに、在学の先輩達との交流を深めた有意義な一日となりました。

 

創業安政元年の砂糖傳増尾商店で、和三盆や奈良町について学習

「大学生活を100万倍充実させるポイント」

3・4回生による履修相談