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2012年7月31日(火)

食物栄養学科ヘルスチームが奈良の未来事業コンペで発表!

7月25日、平成24年度「県内大学生が創る奈良の未来事業」公開コンペで、食物栄養学科のヘルスチームを代表し、3年生の西田厚子さんがプレゼンテーションを行いました。未来事業への応募は計27題あり、書類審査を経て公開コンペにいたった政策提案は8題でした。

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テーマは「菜食健美(さいしょくけんび)」で、DSCF4200.JPG生活習慣病の予防につながる野菜摂取量をふやすことにより、年々増加の一途をたどる医療費の削減を目指したものです。

平成23年度奈良県食育等に関するアンケート調査によると、「奈良県は健康的な食材は手に入りやすいが、食に対する情報が不足している」現状がうかがわれます。そこで
・野菜フェスティバルの開催
・野菜レシピのインターネットや販売所での紹介
・外食産業との連携による大和野菜メニューの開発
などを通じて奈良県女性の1日野菜摂取量を現状の268gから350g以上に引き上げようと発表しました。
DSCF4202.JPG「菜食健美」は惜しくも最優秀賞・優秀賞を逃しましたが、コンペに至った政策提案はいずれも、正確に統計データから課題を読み取り、大学生の柔軟なアイデアにみちた解決策を提示しており、県としてもできるものから取り組んでいきたいとの講評を、荒井正吾奈良県知事からいただきました。





学生達にとっては、現状分析、課題の抽出、目標設定、計画立案と、公衆栄養プログラムを予算も含めて具体的に考える良い機会となりました。
また何度も繰り返したプレゼンテーションの練習は、就職活動や管理栄養士として巣立った後の栄養指導にも役立つ貴重な経験でした。