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2025年2月2日(日)

【こども教育学科】卒業生・喜多村悠里(きたむら ゆり)さん 文部科学省優秀教員表彰(若手)を受賞 !

授賞式会場にて

平成28年3月に本学現代生活学部こども学科(現 教育学部こども教育学科)を卒業された喜多村悠里(きたむら ゆり)さんが、令和6年度文部科学省優秀教員表彰(若手)を受賞されました。

文部科学省では、平成18年度から、学校教育における教育実践等に顕著な成果を挙げた教職員及び教職員組織を対象に表彰を行っています。今年度は1月17日に東京大学本郷キャンパスにある安田講堂において表彰式が挙行されました。

喜多村先生の勤務先、認定こども園七松幼稚園でのインタビューの様子

受賞された報告を受けて、喜多村悠里さんにインタビューをさせていただきました。今回の受賞に繋がった七松幼稚園での取り組みや、帝塚山大学での学びについてお話しをうかがいました。

<認定こども園 七松幼稚園での取り組みについて>
・ミドルリーダーのマネジメントについて、園に勤務するミドルリーダー層で話し合い、園で共有できる冊子(マネジメントブック)を作成した。この冊子を作成するプロセスの中で、「リーダーとは?」「伝えるとは?」など、意識を変えることができ、マネジメントについて自身に落とし込むことができた。自園の課題を反映したこの冊子を活用して園内研修を実施する等、ミドルリーダーの役目を意識して仕事に向き合うことができている。
・コロナ禍の保育の中で、IPadを保育に活用することを考える機会を得た。当時、自身は預かり担当のリーダーであったため、年長児と一緒にアプリを使ってIPadで遊具の使い方の動画を制作した。子どもの発想は面白く、盛り上がってくると様々なアイデアが年長児から提案された。この動画が、教材コンクールで入賞することとなった。

<帝塚山大学の入学を決めた理由>
・幼稚園教諭の資格だけでなく保育士資格の取得も必要だという意識を持っていた。
・将来、公立幼稚園に就職したい思いを強く持っていた。公立幼稚園では小学校教諭の資格も必要とされるため、保幼小の3資格が取得できる帝塚山大学への進学を決めた。
・オープンキャンパスの内容が楽しかったことが、入学の決め手となった。

<大学生活を振り返って成長や変化を感じたこと>
・入学してからは、地方出身の友だちができたことや、一人暮らしをしている友だちができたことにより、世界を広げるきっかけとなった。
・歌唱に苦手意識を持っていたが、授業で先生に褒められたことがとても励みとなった。
・今でも大学時代の友だちとの縁も続いており、帝塚山大学で過ごした時間は宝物である。

<大学で学んで役に立ったこと>
・子育て支援センター「まつぼっくり」での親子とのふれあい・リフレクション実習の体験は貴重な学びの機会となった。
・幼稚園教諭を希望していたが、小学校のカリキュラムの授業経験や、友だちの小学校での教育実習の話を聞くこともあり、視野を広げることに繋がった。

喜多村さん、ありがとうございました! 今後もご活躍されることを期待しています。