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2024年3月23日(土)

【こども教育学科】春から小学校教員として頑張ります Vol.2

教育学部こども教育学科は、今年度の小学校教員採用試験合格率が 83.3%! 4月から多くの卒業生が小学校教諭の道に進みます。
その中の一人、飯田英恵さん(黒川ゼミ)にゼミ教員がインタビューをしました。

飯田さんは、「必ず小学校の先生に!」と遠方の自治体まで出かけ、多数の自治体で合格を勝ち取りました。
笑顔を大切に、こどもたちから慕われる先生として元気に前進してほしいと思います。


1.合格・採用おめでとうございます。試験に向けてどのような勉強をしましたか。
自分の受験する自治体(6自治体)とそれ以外の自治体の過去問題を偏りなく解きました。間違った問題や自信のない問題の場合は、解きなおしができるように記録していきました。1か月半ぐらい続けると自分の苦手や得意に偏りがあることに気づき、より効果的に取り組むことができました。
一つのことに長時間集中することが苦手なタイプなので、バイトをしながら教員採用試験に臨みました。


2.それらの勉強で、何をいちばん工夫しましたか。
勉強時間と定着度を記録したことです。
スケジュール帳に何時間取り組む予定なのかと実際に取り組んだ時間を記録し、予定通りにこなすことが大切です。もちろん、不足した分は他の日にカバーします。自分のシフトをつくるようなもので責任をもって取り組むことにつながります。
定着度は過去問の正解率、または、一時間当たりの作業率で記録し、質の向上を意識しました。文章で自分の苦手を振り返るよりも数値で示すことで時間も短縮でき、一週間前の自分との成長を感じることができました。


3.大学の指導や学科でよかった点を教えてください。
ゼミの先生と丁寧な準備ができる点です。
ゼミの仲間で集まって模擬授業の練習をしたり、不安を打ち明けたりすることができ、不安を抱え込まずに採用試験に挑むことができました。


4.教職支援センターでの学びについて教えてください。
基本的な面接姿勢を身につけることができたと思います。また、模範解答を踏まえて自分なりの意見をまとめるなど、自分なりの考えを整理する場になりました。


5.4月からどのような先生になりたいですか、抱負を聞かせてください。
自分は計画することが得意なタイプで、卒業旅行の準備や一人旅ができる行動力があります。
新学期からは児童の挑戦したいことを拾って、児童が新しく挑戦できる場を計画し作っていきたいと思います。
特に力を入れたいと考えている授業は算数です。視覚的教材を活かし、児童の思考を言語化することを目的とした授業づくり、児童が自身との対話ができるよう仕掛けづくりをしたいと考えています。
また、学級通信で授業を取り上げ保護者が児童らの学びの様子が分かるようにしたり、私自身が授業を振り返るツールにできればと考えています。


6.最後に後輩へのメッセージをお願いします。
まだ、教員になるか決めていなくても、とりあえず挑戦してみることをお勧めします。
勉強していく中で自分も成長できる機会となりますし、理想の教育や子どもとの関わり方に出会えると思います。
もし、今の時点で他の職種に行くと決めているのであれば、今にしか経験できないことがたくさんあると思います。ぜひ、精一杯頑張ってください。人生でいちばん自由に挑戦して失敗できる時間だと思います。限界に挑戦するのも楽しいと思います。
後悔する前にやってみようという前向きな気持ちで頑張っていきましょう。