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2023年12月9日(土)

【こども教育学科】認定絵本士資格取得授業「こどもと絵本Ⅱ」:こころのケアと絵本の可能性を学ぶ

本年度から、帝塚山大学教育学部は、「認定絵本士」の資格を出すことのできる「認定絵本士養成講座」の認定校となりました。奈良県で初めての認定校です。

12月9日の認定絵本士養成講座「こどもと絵本Ⅱ」では、本学心理学部 式部陽子先生による「絵本を紹介する技術③(支援が必要な人々や高齢者への絵本の役割)」「心に寄り添う絵本(こころのケアと絵本の可能性)」の講義が行われました。

講義を受けた学生の振り返りを一部紹介します。
学びを深めていることが伝わってきます。

・絵本は悩みや後悔を抱えている大人の心の支えになり、子どもがクラスの友達への接し方を知れたりするということを学んだ。様々な状況に置かれている人々を支える絵本がもたらす影響力はすごいと改めて感じた。

・絵本は障がいのある子どもにとっても発達を促せたり楽しんでもらうことができるのだと分かり、絵本の魅力を改めて知ることができました。
「LLブック」という種類の絵本を今日の講義で初めて知りましたが、文字だけでは物語を理解しづらい子どもにとって、文字の上にイラストを書いたりする工夫があることで、絵本を楽しんでもらえるのはよいなと思いました。
今日紹介していただいた絵本は、これから保育現場でも活用させていきたいと思いました。

・配慮や心のケアが必要な人に対しての絵本について学びました。
今まで絵本を選書する際、このような人たちの配慮を考えていなかったので、絵本でもこのようなアプローチの仕方があるのだと初めて知ることができました。特に、『いまのきもちはどんないろ?』という絵本は、気持ちの表現が難しい子どもでも簡単に気持ちを表すことができ、とても関心が湧きました。これは、配慮が必要な子どもだけでなく、気持ちの表現が難しい幼児期~小学校低学年の子どもにも効果的であると思いました。