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2023年7月15日(土)

【こども教育学科】認定絵本士資格取得授業 「こどもと絵本Ⅰ」公立図書館の司書の方から学ぶ

本年度から、帝塚山大学教育学部は、「認定絵本士」の資格を出すことのできる「認定絵本士養成講座」の認定校となりました。奈良県で初めての認定校です。

7月15日の認定絵本士養成講座「こどもと絵本Ⅰ」では、絵本専門士でもある公立図書館の司書の方を講師に迎え、以下の講義が行われました。
・絵本と出会う(3)(図書館等での出会い:絵本の活用及び地域連携の可能性)
・絵本の世界を広げる技術(3)(絵本コンシェルジュ術)
・絵本のある空間(絵本のある望ましい空間とは)


講義を受けた学生の振り返りを一部紹介します。
教育実習に生かせることを実感していることが、伝わってきます。

・(図書館では)読み聞かせやおはなし会、手遊びなどの活動がたくさん組み込まれていると知り、とても楽しい授業でした。
公共図書館の工夫や司書としての姿勢など、教科書では分からない現場の生の声を聞くことができてとても勉強になりました。
いちばん印象に残っているのは、読み聞かせです。
登場人物になりきっていて、声の強弱もあるけれど、大げさな感じややりすぎな感じがなく、本当にそのキャラクターがいるような気がして、物語に入り込むことができました。
優しさの中に力強さを感じる、やわらかいけれどはっきりと通る読み聞かせの声がとても素敵で、私もそんなふうに読み聞かせができるようになりたいと思いました。

・図書館という場所についてや絵本というものについてより詳しく学ぶことができ、自分の中の図書館という存在の意味や在り方について考え直すことができました。
図書館にも様々な種類があり、本にもまたたくさんの種類があり、それらとどのように人が出会えるように工夫するかがとても大切なのだと学びました。
また、おはなし会を行う際に、ただ絵本を読み聞かせするだけではなく、年齢に合わせて手遊びや童謡を多く入れたり、季節に合わせて絵本を選んだりして、子どもの興味や関心を引くことができるのだと学びました。

・具体的にどのような絵本が何歳児に合っているかたくさん紹介して頂いたので、幼稚園実習に役立てたいと思いました。
何度も絵本の読み聞かせや手遊びをして頂いたので、子どもたちの前でどのようにすればいいか参考になりました。
また、プロのブックトークを初めて見たので、どのように本と本を繋げていけばよいのかを学べたと思います。
関連付けて紹介することで、子どもたちが何冊も絵本に触れられるようになっているとわかりました。