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2023年7月1日(土)

【こども教育学科】「こどもと絵本Ⅰ」 絵本作家、たかいよしかず先生から学ぶ

本年度から、帝塚山大学教育学部は、「認定絵本士」の資格を出すことのできる「認定絵本士養成講座」の認定校となりました。奈良県で初めての認定校です。

7月1日の認定絵本士養成講座「こどもと絵本Ⅰ」で学生は,本学の非常勤講師である,絵本作家のたかいよしかず先生の下記講義を受講しました。

・子どもの心をとらえるもの(子どもの心をとらえて離さないもの)
・絵本が生まれる現場1(作家の感性に触れる)
・絵本が生まれる現場2(絵本の編集)

第一線で活躍する作家の感性に触れ、絵本作成のプロセスを学びました。
講義を受けた学生の振り返りを一部紹介します。

・絵本をつくるときには、読者に何を伝えたいのか、伝えるためにはどういう構造にするかを考えることがすごく大事だと思った。色の配色にも、話の内容を感じられるようにしていると学んだ。繰り返しの台詞など、子どもたちに言葉が定着できるように、絵本を読むことによってどのような力が育まれるかを細かく考えながら書かれているとわかった。

・『すきなことのみつけかた』のお話を聞いて、好きなことを見つけるには、「好奇心」と「想像」が大事だと聞きました。
本の中では、たかい先生の頭の中がどのようになっているかが、図や文章で表されていて、わかりやすいと思いました。
また、どの本にも、子どもたちが書き込めるページがあって、本を読んだあとすぐに第一歩を踏み出せるような援助をしているのが、本当に子どもたちのためを思いたくさん工夫していて素晴らしいと思いました。
自分が小学校教諭になったら、この本を教材化して、子どもたちが自分と向き合う機会をたくさん増やしたいです。

・絵本は、子どもたちがこれから生きていくためのメッセージや大切なものに気づかせてくれるものになることが分かった。
「自分の夢を叶える本」では、大学生の立場からも心に響くものがあった。「子どもと関わる」という自分の大好きなことから選んだ決断は、間違っていないと改めて気付かされ、夢に向かって頑張ろうと思った。大好きなことでも楽しいことばかりではない。しかし、本来の自分の思いを忘れないようにしたいと感じた。

☆認定絵本士養成講座を修了すると、「認定絵本士」の資格が得られます。
「認定絵本士」とは、絵本専門士委員会(事務局:国立青少年教育振興機構)が発行している資格です。
資格獲得後は、絵本に関する幅広い知識や技能等を活かして、教育現場や地域で絵本の魅力や可能性を伝え、読書活動を充実させていく役割が期待されます。