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2023年6月17日(土)

【こども教育学科】認定絵本士資格取得授業、「こどもと絵本Ⅰ」

本年度から、帝塚山大学教育学部は、「認定絵本士」の資格を出すことのできる「認定絵本士養成講座」の認定校となりました。奈良県で初めての認定校です。

6月17日の認定絵本士養成講座「こどもと絵本Ⅰ」では、以下のような講義が行われました。

・絵本と出会う(保育・教育の場での出会い)
・絵本を紹介する技術(1)(ブックトークの技術)
・絵本を紹介する技術(2)(書評・紹介文の書き方)


講義を受けた学生の振り返りを一部紹介します。学びが深まっていることが、伝わってきます。

・「絵本との出会い」については、保育者や教師が、子どもと絵本をつなぐ工夫をすることが大切であると学びました。その際、子どもたちの様子を踏まえた援助ができるように、普段から子どもたちの様子を把握しておく必要があると感じました。

・大型絵本の読み聞かせの活動を通して、読み聞かせのコツや効果について学ぶことができた。読み聞かせからコミュニケーションのきっかけにつなががったり、子どもの知的好奇心が刺激されるため、読みながら子どもと共有・共感しながら楽しんで本を読んだり、読み方に変化を付けることが大切だと学んだ。

・ブックトークを通して一人ひとり違った選書、紹介の仕方があることを学びました。
ブックトークでは、紹介したい本の内容を頭では分かっていても、本番でそれを言葉にすると焦って思うように伝えられない場面がありました。ブックトークは経験を積むことが必要だと考えました。
また、ただ絵本をひとつずつ紹介するのではなく、選んだ理由や本と本の繋がりも交え、紹介する順番まで配慮することがポイントだと学びました。

※認定絵本士養成講座を修了すると、「認定絵本士」の資格が得られます。
「認定絵本士」とは、絵本専門士委員会(事務局:国立青少年教育振興機構)が発行している資格です。
資格獲得後は、絵本に関する幅広い知識や技能等を活かして、教育現場や地域で絵本の魅力や可能性を伝え、読書活動を充実させていく役割が期待されます。