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2023年6月3日(土)

【教育】認定絵本士資格取得授業 「こどもと絵本Ⅰ」開講中

本年度から、帝塚山大学教育学部は、「認定絵本士」の資格を出すことのできる「認定絵本士養成講座」の認定校となりました。奈良県で初めての認定校です。

6月3日の認定絵本士養成講座「こどもと絵本Ⅰ」では、以下のような講義が行われました。

・さまざまなジャンルの絵本③(科学絵本等)
・絵本各論③(子どもの知的・社会的発達と絵本との関わり)
・絵本と出会う①(はじめての絵本との出会い)


 講義を受けた学生の振り返りを一部紹介します。しっかり学んでいることが、伝わってきす。

・科学絵本は子どもの好奇心をくすぐり、「やってみたい」や知りたい気持ちをさらに高めてくれるものだと学びました。自分自身が保育や教育の場に行く際には、子どもが興味を持っている事柄や今授業で進めている内容、季節に合わせた植物や動物についてを活動の導入として使用することで、子どもの興味関心をより引き出すことに繋がるのではないかと思いました。

・絵本は子どもが読むものだと思っていたけれど、子どもと大人がやりとりを楽しむための媒介になるという役割があると学びました。そのため、赤ちゃんが読む絵本は内容を楽しむという目的ではなく、やりとりをして一緒に楽しむことを目的として気をつけて選びたいと思います。

・乳児向けの絵本は、繰り返しや、色が原色、背景や絵がシンプルなど、単純なものが多くあることがわかりました。様々な年齢向けの絵本を見比べてどのような工夫が見られるのか気になりました。

☆養成講座を修了すると、「認定絵本士」の資格が得られます。
「認定絵本士」とは、絵本専門士委員会(事務局:国立青少年教育振興機構)が発行している資格です。資格獲得後は、絵本に関する幅広い知識や技能等を活かして、教育現場や地域で絵本の魅力や可能性を伝え、読書活動を充実させていく役割が期待されます。