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2023年3月10日(金)

【教育】教採33名、公務員38名合格! 教員にも公務員にも強い理由(26):奈良県小学校教員に採用されました! 教員採用試験合格者インタビュー6

3月10日現在、小学校教員採用試験に33名、公立幼保公務員試験に38名が合格しています。こども教育学科が、教員にも公務員にも強い理由は何でしょうか?


この4月から、奈良県小学校教員に採用が決定している大塚真由さん(黒川ゼミ)にインタビューしました


1.合格・採用おめでとうございます。試験に向けてどのような勉強をしたか聞かせてください。
ありがとうございます。試験に向けて始めにしたことは、受験する自治体の情報収集です。試験内容や配点、対策方法を自治体のHPや大学の先生方、受験された先輩などからうかがいました。情報収集をすることで、「今、自分が取り組むべきこと」や「取り組み方」が少しずつ見えてきました。
筆記試験は、①過去問を解き、②参考書で復習することを繰り返し、たまに、③雑誌の問題や勉強会でもらったプリントを解くことを行いました。①②をメインにして、覚えるのではなく「理解できる」ように意識して勉強していました。勉強の際は、大学の図書館を利用して自分のペースで取り組んでいました。
集団討議はテーマを変えて週2回は行うようにしていました。話すことが苦手だったので、仲間の発言を聞いて学んだり、まとめの意見を言う練習をしたりしました。
実技試験はピアノだったので、大学の授業の中で見ていただきました。さらに、歌も個別に見ていただくようにしました。声が出にくかったのですが、指導を受けることで声が出しやすい姿勢や口の形を知ることができ、勉強になりました。
個人面接は教職支援センターをはじめ、学科の先生や教師塾の方に指導していただきました。過去に聞かれたことを中心に、自分の考えが相手に伝わるような表現、話し方、姿勢などを繰り返し練習しました。
模擬授業は、内容が発表された5日後ぐらいから専門教科の先生に見ていただきました。模擬授業に対して自信がなかったため、早い段階から先生に指導していただくようにお願いしました。この決断はよかったと感じています。単元についての知識や自身の認識を一から見直して、授業を組み立てることができたからです。その後は、たくさんの人に見ていただいたり、ビデオで撮影したものを自身で見たりしていました。

2.それらの勉強で、何を最も工夫しましたか。
「たくさんの人に見てもらう」ということです。試験(模擬授業)の2週間前からは毎日、学科の先生方や教職支援センター、教師塾のどなたかに見ていただくようにしていました。いちばん意識していたのは、「初めて私の授業を見た人に伝わる説明ができているか」です。何回も練習をしていると、細かな配慮がおろそかになってしまう気がしました。初心を忘れないためにも、また自分の一挙手一投足、全てに意味を持たせられるように、異なる観点からの質問やアドバイスをいただくようにしていました。

3.大学の指導や学科でよかった点を教えてください。
大学の授業は、グループでの作業やディスカッションといった学生同士がコミュニケーションを取る機会が多かったと感じます。そのため仲が深まったり、刺激を受けたりすることができました。他にも、模擬授業を行う機会が多く、実際にやってみた経験から学ぶことは大きかったです。
学科の魅力は卒業生との繋がり、学科の仲間との繋がりがあるところだと思います。卒業生のお話は貴重なもので、直接アドバイスをいただけたことが大きな力となりました。また、自分一人ではなくみんなで頑張ろうという雰囲気があったからこそ、最後まで頑張ることができました。

4.教職支援センターでの学びについて教えてください。
3年生の11月から個人面接の練習をしました。初めは何を答えたらいいのか、他の人と被らないようになどと考えていました。しかし、何回も繰り返し練習をすることで、仲間から学んだり、これだけは言いたいポイントが見えてきたり、自然と「自分の軸」ができてきました。毎回の学びを文字に起こすという作業もするとより効果的だと感じます。
試験直前の個別指導では、1対1で個人面接と模擬授業を見ていただきました。肯定的なお言葉が多く、改善点も一緒に考えてくださるので、不安な気持ちが明るくなりました。
周りと比べて落ち込むことも多くありましたが、行き続けることで自分にも輝くポイントがあると感じられるようになりました。困った質問に出会っても「ラッキー! 今、聞いていただいてよかった」とポジティブに考えてトライしてみてください。

5.4月からどのような先生になりたいですか、抱負を聞かせてください。
児童一人ひとりが安心して過ごすことができるように、目と心を配れる先生になります。そして、自身の授業力を高めるため、学び続ける姿勢をずっと大切にしたいです。

6.最後に後輩へのメッセージをお願いします。
最後は、自分に自信を持てるかどうかが大切だと思います。“Do my best.” 今、自分ができることを精一杯の力でやってみてください。皆さん一人ひとりが、誰にもない魅力や強みを持っていると思います。それを存分に伝えられますように。心から応援しています。


大塚さんのインタビュー回答にあるような大学での学びが、教採にも公務員にも合格という結果に繋がっています。