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2021年1月30日(土)

【こども】小学校教員採用試験 合格者インタビュー(8)

令和3年度の公立学校教員採用試験で,神奈川県に合格した,こども学科4年生の川口十亜さんに,ゼミ担当の黒川先生にインタビューをお願いしました。

黒川:採用試験合格おめでとうございます。今の率直な感想を聞かせてください。

川口:ありがとうございます。就職が無事決まった嬉しさはもちろんありますが,仕事への不安の方が大きいです。しかし,私自身の自立の第一歩を,小学校教員として歩むことができる喜びは強くあります。

黒川:試験に向けてどのような勉強をしましたか。

川口:私は、大学推薦を頂いての試験だったため,筆記試験はなく,面接がメインでした。そのため,面接対策をとにかく行いました。3回生の末から,自己分析に時間をかけたことが面接対策を行う上での基礎作りに役立ったと感じています。また,コロナ禍で対面が厳しかったので,ZOOMを用いてゼミのアドバイザーである黒川先生に,面接対策をご指導頂きました。以上の2点が私の試験対策でした。

黒川:勉強で何を一番工夫しましたか。

川口:先程の回答と少し被るのですが,自己分析に時間を惜しまなかったことです。私の場合は,『メモの魔力』という本に付録されている自己分析シートを用いて,ひたすらに自己分析をしました。自分をよくわかり,様々なネタを準備した上で,面接対策に取り掛かりました。試験日には,対策通りにいかない質問も多々ありましたが,自己分析で質問者の質問数よりも引き出しがあったので,苦労することもありませんでした。自己分析に時間を惜しまなかったことが,自分の最大の工夫であり,1番の武器になりました。

黒川:こども学科の良かった点を教えてください。

川口:こども学科の良かった点は,小学校教諭一種免許、幼稚園教諭一種免許、保育士資格の3資格を取得できたことです。入学当初から全て取ることを決め,卒業間近になり振り返ると,諦めずに取得の為に頑張ってよかったと言えます。この資格を取るために,多数の講義を受講し実習に行った過程があるからこそ,この進路確立に繋がったと感じています。

黒川:教職支援センターでの学びについて教えてください。

川口:3年生後期からの面接対策で,面接対応について学ばせていただきました。教職支援センターでは面接対策はもちろん,指導してくださる先生方も熱く優しく、何より私の個性を認めてくださったことが嬉しかったです。合格報告に伺った際,「辛いこと,しんどいこともあると思うけど,めげずに続けて頑張れ!おもろい先生になってや!」と励ましていただいたことを忘れず,大切にしていきます。

黒川:4月からどのような先生になりたいですか,抱負を聞かせてください。

川口:児童に好かれる面白い先生です。授業力など基礎として最も重要なものは言わずもがな必要だと思いますが,笑いを大事にし,何よりも児童が「この先生面白い」と言ってくれるような人間性といったところで,魅力ある教員になりたいと願っています。

黒川:あとに続く後輩へのメッセージをお願いします。

川口:私から後輩の皆さんへ偉そうなことを言えるほどの立場ではないですが,強いてあげるなら「継続すること」を大事にしていただければと思います。自分の夢や進路がどのような道であっても,先に向かう為には何事も継続していく他に大切なことは無いと思います。進路実現だけでなく,趣味などでも続ければ続けるほど自分の味になります。とはいえ,続けるということほど難しいものはありません。自分の周りを見てみると,偉い人や尊敬する人は継続しています。私も継続することを大事にして頑張っていければと思います。

黒川:ありがとうございました。4月から,明るい気持ちと笑顔を大切に元気に進んでください。今後の活躍を期待しています。