News

2021年11月29日(月)

【教育】応用演習II(小学校)、SDGsを学ぶ授業を考える

「応用演習II(小学校)」では、「家庭科研究Ⅰ」や「社会科研究Ⅰ」の講義で学んだことをふまえて、新聞を活用したSDGsを学ぶ授業をグループで考えました。SDGsについて自分事として考えることの重要性に気づいたようです。
授業の感想を一部紹介します。

・小学生にとって、新聞の記事と授業でのことを関連付けるというのは、とてもよいことだと感じた。私たちの班では「脱プラ」をテーマに、給食の牛乳のストローをなくして資源を守ろうという取り組みの記事について話し合いました。このように小学生の子どもにとって身近なことを話すことができれば、しっかりと興味を持つことができて、授業の質が向上し、子どもの意欲がさらに上がるのだなと感じました。
・授業で学んだことは二つある。一つは、児童が話し合いや発表の場面の導入段階で行う自主的な学習のなかで新聞記事を活用することで、多角的な視点で物事を考える力が身につくことだ。 二つ目は、「SDGs」は「納得解」であるため、新聞記事の内容を身近な出来事とつなぎ合わせることで、今いちばん必要な答えを子どもたちが新聞を通して考えることができ、またその考えを自分事として捉えることができるようになることだ。
・新聞にはさまざまな情報が載っている。一つのキーワードでも内容は様々で、それぞれに対応した授業展開を作ることができるとわかった。また、新聞という紙媒体を使って学んでいくため、それを別の紙に貼りつけて周りに意見を書くなどの方法でグループワークを行い、楽しく学びを深めることができるのではないかと考えた。


(注)「SDGs(エス・ディー・ジーズ)」とは、「Sustainable Development Goals(持続可能な開発目標)」の略称であり、2015年9月に国連で開かれたサミットの中で世界のリーダーによって決められた、国際社会共通の目標です。