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2020年6月23日(火)

【こども】教育学部の遠隔授業 進行中④ こども教育学科の学生は,チャット派? それともZoom派?

教育学部では,学生がグループで議論や発表をする等の,いわゆるチームで行うアクティブラーニングが多くの授業で行われています。遠隔授業においても,TALES(本学のe-learningシステム)のチャット機能や,Zoomのブレイクアウトルーム機能を使って,対面授業と同じような少人数でのグループディスカッションを行っています。

TALESのチャットディスカッションは,発言が文字として残っていくという利点がありますし,Zoomのブレイクアウトルームディスカッションは,対面と近い状況でディスカッションができるという利点があります。

さて,こども教育学科の学生は,この,2つの形式のディスカッションについて,どのように感じているのでしょうか? 今回は,2年生82名に協力をしていただいて,TALESのグループチャットと,Zoomのブレイクアウトルームディスカッションではどちらが好きか,また,どちらのほうが議論が深まるかを尋ねてみました。

下のグラフが,その結果です。興味深いことに,「好きである」のは,チャットが39%,Zoomが44%ということで,それほど変わりませんでした。しかし,「議論が深まる」のは,チャットが22%,Zoomが54%ということで,やはり,対面と近い状況であるブレイクアウトルームディスカッションのほうが,議論がしやすく,深いところまで話しあうことができると感じているようです。

Zoomの利点としては,表情や声を聞くことができるので,共感しやすくテンポ良く話し合いができること等,チャットの利点としては,記録がのこり,あまり知らない人にでも意見が言いやすい等,の感想がありました。

今後も,両方のディスカッションの利点を活かして,主体的な学びを深めていきます。