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2020年1月22日(水)
【こども】百人一首大会を実施しました(国語科研究Ⅰ)
1月10日(金)と16日(木)の、2年生を対象とした「国語科研究Ⅰ」の授業において、百人一首大会を実施しました。
義務教育において伝統的な言語文化の重要さが、改めて叫ばれるようになり、小学校でも早い段階から古典などに親しむ活動が行われるようになっています。百人一首は、日本の古典をゲーム感覚で楽しみながら学ぶことのできる大切な機会であり、多くの学生がこれまでに経験したことがあります。
今回は体育室を使用し、6人1グループとなり、3人ずつ向かい合うように座りました。そして、全員の中で1位から3位までを決めるという、個人戦を実施しました。
事前に百人一首を行うことや予習をするように伝えていましたが、やるまでは面倒な様子を見せる学生も多くいました。しかし、いざ始まってみると、どのグループも、本気になった熱い戦いが繰り広げられました。
何回聞いてもなかなか取れなかったり、目を付けていた札をすぐに取ったりと、ゲームの攻防を楽しみながら、仮名遣いの違いや言葉の面白さにも気づいていたのではないかと思います。また、「ちはやぶる~」の句は、漫画や映画のモチーフにもなっていて、すぐに取られている姿が印象的でした。古典は、現代に息づいているからこそ価値があるのかもしれません。
子どもの視線に立ちつつ、どのような実践が効果的なのか、経験しながら学べる機会を増やすよう、今後も工夫していきたいと思います。