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2019年1月17日(木)

【こども学科】百人一首大会(国語科研究Ⅰ)

1月11日(金)と17日(木)の主に2年生を対象とした「国語科研究Ⅰ」の授業において、百人一首大会を実施しました。

義務教育において伝統的な言語文化の重要さが、改めて叫ばれるようになり、小学校でも早い段階から古典などに親しむ活動が行われるようになっています。百人一首は、日本の古典をゲーム感覚で楽しみながら学ぶことのできる大切な機会であり、多くの学生がこれまでに経験したことがあります。

今回は、一つのテーブルに6人が座り、3人ずつ向かい合い、源平合戦の形を取りつつ、全員の中で1位から3位までを決めるという、個人戦を実施しました。

クラブ活動などの経験者もいましたが、実際には下の句を読んでから札を取るような形でゲームは進んでいきました。始まってみると、多くの札を取りたいと思うもので、どのグループも熱い戦いが繰り広げられました。接戦になったグループも多く、百人一首が昔から親しまれている理由を、学生は体験を通して感じたようでした。

最後には表彰式を行いました。実際の小学校や中学校などでも百人一首は行われていますが、将来教師になる人たちにとって、ゲームを通して古典や伝統的な文化に親しむことの意義を感じ、国語科の進め方を考える機会となりました。

子どもの視線に立ちつつ、どのような実践が効果的なのか、経験しながら学べる機会を増やすよう、今後も工夫していきたいと思います。