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2016年12月15日(木)

【こども学科】基礎演習IIで4年生が1年生に採用試験突破のコツを伝授

12月15日の基礎演習IIでは、小学校教員採用試験や幼稚園・保育所の採用試験に合格した4年生が1年生に試験突破のコツを伝授しました。

前半は小学校教員採用試験の合格者。最初に森篤嗣先生が「今年は40人が受験。そのうち13人が合格(うち一人は2カ所に合格)した。教員採用試験を現役で合格すると、38年間勤めることになる。合格した人には、素晴らしい仕事と出会いが待っている」と合格した4年生をたたえると共に、1年生全員にその姿勢を見習うよう伝えました。

その後、教員採用試験に合格した者が一人ずつスピーチ。
・教職教養(1次)と面接試験(2次)があり、それぞれ対策が必要。
・地方の試験を一人で受ける者も、仲間との情報交換を大切に。
・1・2年生の間に、面接で問われる経験を武器として蓄えること。
・大学推薦のメリット、デメリット。
・チャレンジテストや各都道府県主催のセミナーを活用することの利点、等々です。

後半は幼稚園・保育所・認定こども園の合格者から。
最初に森枝美先生が本年度の幼稚園・保育園・認定こども園の就職状況を「今年は幼稚園志望が多い」と説明されました。
その後、一人ずつ後輩にアドバイスを述べました。
実習もした母園への就職を決めた学生、園見学に行って就職先を決めた学生、公立志望から私立に切り替えた学生、公立園3カ所を合格した学生等々。どの学生も、自分で勉強をするだけでなく、先生に聞いたり、見てもらったり、調べたりと、情報を入れ、力をつけることの必要性を語りました。

質疑応答では、一人一人が質問に答えました。
・計画を立てて勉強すること。
・受けたい都道府県等について過去問を含めてしっかり調べること。
・勉強表を活用し、周りの人と確認し合いながら勉強を進めること。
・都道府県等の特徴や教育の時事問題も調べておくこと。
・部活動、ボランティア、研究授業を見に行くことなど、自分の経験が力になること。
・1日の勉強時間は8~10時間くらい。
・実習で経験したことが将来を決める。面接でも実習のことを聞かれるので、実習を頑張ること。
・ピアノは、将来必ず必要になるので、今のうちに習慣づけをすること。
・自分が自信を持って言える何かを作ること。

1年生たちは、ことのほか真剣に話を聞いていました。

教壇になってくれた4年生たちは、本当に頼もしく見えました。
学生生活もあと数ヶ月。充実した日々を過ごし、立派に巣立っていって欲しいと思いました。