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2016年12月8日(木)

【こども学科】教員も勉強しています。

先週と今週は、公開授業週間です。教員が授業を見せ合い、授業運営において学んだこと・参考になったことや、授業運営について質問したいことなどを報告し合います。筆者は保育内容(造形表現)[都留・安喜]の授業を見学しました。今日の授業は、紙粘土による作品作りの2回目でした。

最初に、都留先生が、携帯電話で出席を取られました。次に、雑誌「教育美術(ART in Education)」の今月号(12月号)を次のように紹介されました。「今月号には、保育所の実践が紹介されています。その中で、“砂の感触は特異性のあるA君の情緒を安定させていくのだと感じました”と書かれています。これは、皆さんが今やっている紙粘土の実践です。紙粘土にもこのような効果があります」と紹介されました。

続いて、安喜先生が「紙粘土について」「着色をして仕上げる」「スプレーニスで塗装する」「ニスが乾いたら、完成」など、スライドを使って、先週の授業の復習と、今日の作業(色の付け方、ニスの塗り方、撮影の仕方)、次週の予告などを説明されました。その後、作業開始。学生さんたちは自分の作品に色をつけ、ニスを塗り、写真を撮ってもらいました。

授業運営について、1)理論と実践の関係を明示すること、2)先週、今週、来週、今後と、作業進行の目安を示すこと、3)作り方を教えるのではなく、一人一人の学生さんの個性的な作品作りを支援する形で関わることなど、参考になることがたくさんありました。2)3)などは、保育所や幼稚園、小学校で保育者や教員がこどもと関わる際に常に意識することです。学生さんたちにも、このような配慮ができる保育者や教員になってもらいたいものです。