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2016年2月15日(月)

【こども学科】福祉施設内定者インタビュー2

石田:柏山さん、つばさ園(児童養護施設)への内定、おめでとうございます。

柏山:ありがとうございます。

石田:入学当初から児童養護施設への就職を考えていたのですか。

柏山:いいえ、考えていませんでした。入学当初は、児童養護施設への就職ではなく、小学校への就職を考えていました。

石田:そうだったのですね。それでは、児童養護施設への就職を考えるようになったきっかけ、理由を教えてください。

柏山:3年次に小学校での教育実習を体験したのですが、小学校では私が思っているような、個別的で、深い子どもたちとのかかわりができないと感じるようになりました。児童養護施設であれば、子どもたちが学校へ行っている間以外の生活にかかわることができるので、施設に就職するほうが自分のしたかった子どもとのかかわりができると思い、児童養護施設への就職を考えるようになりました。

石田:いくつか児童養護施設がある中で、つばさ園をしたのはなぜですか。

柏山:児童養護施設での就職を考えるようになってから、たくさんの施設に見学へ行き、施設の様子を実際にみたり、施設の職員の方に話を聞いたりしました。そこで、施設でどのようなことをルールとして決めてやっているかも聞きました。内定をいただいたつばさ園では、施設でのルールとして「手を出すことは一切しない」というものがあり、問題解決はすべて話し合いによって行われているというところに惹かれて志望しました。

石田:児童養護施設への就職に向けてはどのような活動をしましたか。

柏山:実際に施設の見学に行き、また施設の合同説明があれば積極的に参加していました。児童養護施設の宿直のアルバイトができるところもあったので、宿直のアルバイトを通して施設の様子を見たりしていました。さらに、大阪府社会福祉協議会を通して学習支援のアルバイトに行ったりしていました。学習支援のアルバイトでは、施設に一時保護で来ている子どもの学力が下がらないようにするため、いろいろな施設から学習支援の依頼があれば行くというものでした。

石田:自分から積極的に活動していたのですね。最後に4月からどんな保育士になりたいか、抱負を聞かせてください。

柏山:信頼関係をしっかりと築き、メリハリをつけ、子どもたちから頼られる職員になりたいと思います。それとともに、子どもたちが安心して生活できる場をつくり、自立できるための支援をしていきたいです。

石田:これからの健闘を祈っています。今日はどうもありがとうございました。

柏山果菜さん