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2016年2月2日(火)

【こども学科】教員採用試験合格者インタビュー2

森(篤):戸田くん、横浜市小学校教員採用試験および、大阪府小学校教員採用試験の合格、おめでとうございます。ダブル合格はこども学科創設以来、初の快挙ですね。

戸田:ありがとうございます。

森(篤):採用試験を含めた大学生活をふりかえってみて、どのようなことが印象に残っていますか。

戸田:まず、最初に思い浮かぶのは「周囲に支えられた」ということです。感謝の念が先立ちます。特に3年生以降は、「やらされている」ではなく「やっている」という意識で、大学の講義でも積極的に「自分のためになるもの」を得ようという意識が働きましたし、現職の先生方にも話を聞くなど教えていただきました。そして何より、同級生の仲間達の存在が大きかったです。

森(篤):充実した大学生活となりましたね。採用試験でほかに気づいたことは?

戸田:面接は手応えがありました。全てがうまくいったわけではありませんが、トータルで挽回できました。例えば、横浜市の試験では、場面指導は全く納得できない出来になってしまいましたが、個人面接で取り返せました。面接は練習で積み上げた自信が後押ししてくれましたね。逆に場面指導はもっと練習をしておけばと後悔しました。

森(篤):なるほど。模擬授業はどうでしたか?

戸田:模擬授業は十分に練習を重ねられたので、自信を持って臨めました。大阪府の模擬授業では、基本的に内容よりも話し方などを見られているという印象でした。ただ、内容は見られていないかというかというとそうではなく、模擬授業後に、内容をどのような意図で組み立てたかなど、自身の考えを問われる質問がありました。

森(篤):そうですか。積み重ねたことが成果をあげたわけですが、そこに込められた「意味」も考えながら練習する必要がありますね。次に、4月からどんな教員になりたいか抱負を聞かせてください。

戸田:私は大阪府ではなく、横浜市を選びました。出身地に近いということより、「やりたいこと」に力を入れている自治体で自分の力を試したいと思ったからです。自分自身が小学校の時に受けた学校図書館を活用した授業を積極的におこなっていきたいと思います。

森(篤):戸田くんは司書教諭の資格も取りましたし、ビジョンが明確で、教員採用試験がゴールではなくスタートであることを私がここで確認するまでもないですね。最後に後輩に伝えることがあれば。

戸田:教員採用試験は、自治体別の対策が重要だと痛感しました。単にどんな科目があるとか実技があるということだけではなく、その自治体がどのような教育方針を持っているか、何に力を入れて取り組んでいるかなどを理解することが大切だと思います。教員採用試験対策という意味もありますが、何より自分自身が勤めたいと希望する自治体のことですから、知りたいと思って当然じゃないでしょうか。

森(篤):ありがとうございました。4月からの教員としての活躍を期待しています!