【こども学科】公立保育士・幼稚園教諭採用試験合格者インタビュー５

岡澤：石原さん、貝塚市の保育士採用試験合格おめでとうございます。そして古田さん、大和高田市と、北九州市の保育士採用試験合格おめでとうございます。

石原：ありがとうございます。

古田：ありがとうございます。

岡澤：最終合格した時どんな気持ちでしたか？

石原：絶対受からないと思っていたので、びっくりしました。

古田：先に北九州市の方が合格していました。受かりたくて本気で頑張ったのでうれしかったです。後に合格した大和高田市の時も、本気でしたので、うれしかったです。研究室にいって泣きました。

岡澤：当初私立の保育園を受けると言っていた石原さんに、公立受験を勧めたのは、石原さんなら実力があるから絶対がんばれると思ったからです。試験内容も難しかったけれど、きっと受かると思っていました。古田さんも、こんなに受かりたいと思っていてがんばっている人が落ちるわけがないと思っていました。でも、古田さんが受かったと言って研究室に入ってきて泣いた時は、古田さんは私が思っていた以上にもっともっと本気で頑張っていたのだなと感じました。二人ともがんばれたのはなぜですか？

石原：友達の存在だと思います。自習室で本気で勉強している友達や、他の市町村の一次試験合格している友達の様子に、すごく刺激を受けました。自分は意志が弱かったけれど、何とか最後までがんばれました。

古田：友達の影響はもちろんありますが、スクールサポーターとして通っていた公立幼稚園の先生からエネルギーをいただいたかもしれません。素敵な保育をされる先生で、保育の理想像が明確ではないですが少し見えるような気がしました。園長先生からもいろいろ教えていただき、試験の時にはすごく励ましていただきました。

岡澤：石原さんは、勉強だけでなくいろいろなサークル活動もしていましたね。

石原：はい。ソフトボール、チアダンス、どれみ♪、あかね祭実行委員です。どれも、同期のメンバーの支えがなければできませんでした。周りの人の力は大きいです。

岡澤：古田さんは、実家から離れての一人暮らしでしたが・・・。

古田：はい。3年生の春休みは勉強しようと思って、実家に帰らず毎日のように大学に通って自習室で勉強しました。まずは筆記試験対策をしました。人生で一番勉強したかもしれません。ピアノは毎日2時間練習しました。

岡澤：さまざまな葛藤や困難を乗り越えて、石原さんは貝塚市で、古田さんは北九州市で保育の仕事に就くのですね。後輩へメッセージをお願いします。

石原：公立の試験は長期にわたりますが、焦らず最後まで頑張って下さい。そして熱中することを見つけてください。そこで得た達成感、信頼感、充実感・・・・それが自分の自信となります。

古田：関西が地元でない人にメッセージを残したいです。受験するために地元でない関西の市町村のことをホームページで調べたり、実際に行ってみたりしていると、保育施策や市町村のことがわかってくるだけでなく、そこで働いてみたくなるんです。働いてもいいなと思えてくるんです。ただうわべだけの志望動機でないものが自分の中に生まれてくるんです。それが大事かなと思います。

岡澤：あと少しで卒業式ですね。4月からも本気で頑張って下さい。ありがとうございました。

石原・古田：ありがとうございました。