News

2014年1月15日(水)

【こども学科】合格者インタビュー(最終)

インタビューの最後は、大阪府小学校教員採用試験に合格した上村将志君です。ゼミナール担当の小椋先生にインタビューをお願いしました。また、小椋ゼミのメンバーから、後輩へのメッセージとして、一言ずついただきました。

 

*************************

 

「大学4年間で学んだことを生かして4月から新しい道に進みます:

後輩へのメッセージ」

こども学科では小学校教諭1種免許、幼稚園教諭1種免許、保育士資格の3つが取得できます。多くの学生はこの3つの資格を取得して卒業します。今回は、集まってくれた小椋ゼミの4回生から、後輩へのメッセージなどを聞かせてもらいました。

1.大阪府小学校教員採用試験に合格した上村将志君 

小椋:小学校教員になろうとおもったのは何故ですか。

上村:小学校のときの恩師にあこがれました。ひとりひとりを大事にする先生でした。

小椋:上村君の教育実習の時も御退職後、講師として実習校に勤務されていて、授業研究にもきておられましたね。小学校時代の上村君のお話をしてくださいました。ずっと見守ってきてくださったのですね。

上村:教員採用試験の勉強のときもいろいろアドバイスしてくださいました。

小椋:一次試験は筆記試験を受けて合格されましたので試験科目の勉強されたのは勿論ですが、他に特に自分が合格した要因として考えられることは何ですか?

上村:面接で大阪府が特別に取り組んでいる共生教育について話ができたことだと思います。特別支援教育に興味があり、3回生の秋から共生推進校である大阪府立枚岡樟風高校の共生推進教室というところで学習サポーターをしました。共生推進校・自立支援校では、障がいのある生徒にどのような教育を行っているのか、一般生徒と共に学ぶことでどのような効果があるのか、共生推進教室の自身の体験を話しました。

小椋:卒業研究でもこのテーマをとりあげて、インクルーシブ教育の歴史、実態、貴重な体験をまとめられましたね。

上村:私も、小学校の教員となりますが、通常学級で学ぶ障がい児童に対する周囲への理解や、教員間で組織的に支援を行っていくことに力を入れていきたいと思います。

 

2.幼稚園教諭になる小野智美さん、川崎紅実さん、堀家綾乃さん、保育士になる奥田加奈子さん、川田奈津美さん、会社に勤務される長谷川太朗君 

小椋:皆さんは幼稚園教諭や保育士の道を選ばれましたがその理由は何ですか。

学生皆:子どもが好きだからです。子どもの面倒をみるのが好きだからです。

小椋:採用試験にうかるためにしたことは

堀家:キャリアセンターにいき、最新の情報をあつめて、自分にあった保育園や幼稚園をみつけることです。

小野:私立幼稚園や保育園はそれぞれの園により試験内容が異なるので、まず、過去の情報をあつめることが大切だと思います。専門分野は面接でも問われますので勉強をしておく必要があります。

川崎:園の見学に行き、その園の方針や力をいれている点などを聞きました。セミナーで勉強したことも役に立ちました。試験は3日に渡りあり、指導案を作成し、それに基づいて部分実習もしました。

川田:公立幼稚園教諭・保育士試験を受験し、最終の三次試験で落ちましたが、一次の筆記はいろいろな科目を浅く広く勉強し、また、最近のニュースもチェックしておくことが必要です。講師登録しましたので、4月から公立園で講師として勤務する予定です。

奥田:ピアノ、面接、集団討論、作文を勉強しました。絵本の読み聞かせや手遊びもありましたので、練習しておくことが必要です。

学生皆:ピアノは必須です。自分で練習してから大学の村尾先生にみてもらいました。体育実技は岡澤先生に指導してもらいました。面接はキャリアでサポートしてもらいました。面接は練習すればするほどよくなります。

長谷川:僕は教育職には付きませんが、この大学で学んだことは会社に就職しても役にたつと思います。根気よく頑張ることが大事だと思います。

小椋:後輩へのメッセージありがとうございました。帝塚山大学の手厚いサポートを受け、皆さん就職先をみつけられてよかったですね。

皆さんは4月から未来を担う子どもを育てる重要な仕事につかれるのですが、自分達自身が自らの多方面にわたる力量を磨いて、ひとりひとりの子どもに対応できる力を身につけることがなによりも重要ですね。今後も精進して子ども達が生き生きと学べることをサポートできる教員、幼稚園教諭、保育士になってください。