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2013年7月16日(火)

【こども学科】基礎演習Ⅰ キャリアガイダンス【児童指導員】

保育士資格を取ると、保育所以外にも就職先が広がります。それは多くの児童福祉施設です。児童福祉法の第7条には、児童福祉施設として、助産施設、乳児院、母子生活支援施設、保育所、児童厚生施設、児童養護施設、障害児入所施設、児童発達支援センター、情緒障害児短期治療施設、児童自立支援施設及び児童家庭支援センターが指定されています。このうち、保育所以外で最も保育士が多く勤めている施設が児童養護施設です。キャリアガイダンスの4回目は、児童養護施設助松寮の児童指導員、家治愛子さんに「児童養護施設とチャイルドワーカーの仕事」というタイトルでお話をしていただきました。

先ず、助松寮とそこに住む子ども達の紹介をして下さいました。虐待、保護者の精神的疾患、家庭内のDVなど、様々な原因で施設に入ってくる子ども達には、ほっとする感覚がないと教えて下さいました。次に、チャイルドワーカー(児童指導員)の仕事を紹介していただきました。子どもの失敗を許すこと、子どもが信頼できる存在になること、子どもの代弁者になることなど、子どもの一番身近にいて、精神的発達を促す仕事だと感じました。最後に、これからの児童養護施設について話して下さいました。

学生たちは、新たな仕事を知り、将来への夢を見ていました。