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2012年12月7日(金)

【こども学科】 小学校教員採用試験合格者インタビュー第6弾(4年生:野原実樺さん)

小学校教員になるためには、大学での課程を修めて小学校教諭免許を取る必要があります。しかし、大学での勉強だけで小学校教員になるための準備が十分であるとは限りません。とりわけ、学生時代に「現場を見る」ということは、自身の小学校教員としての適性を考える上で重要です。今回のインタビューでは、堺市小学校採用試験に合格した野原実樺さんが、母校でのスクールサポーターでの体験などを語ってくれました。聞き手はゼミ担当の都留進准教授です。

都留:教員試験合格おめでとうございます。

野原:ありがとうございます。

都留:合格した今の心境はどうですか。

野原;合格して嬉しいです。しかし、未だ信じられない部分もあります。

都留:合格までどんなことを努力しましたか。

野原:堺市は、面接重視だったので、面接の練習を何度も何度も練習しました。空き時間に、少人数で集団面接の練習をしたり、キャリアセンターやこども学科の先生にアドバイスをもらいながら面接の練習をしました。

都留:奈良女子大学附属小学校に授業観察に行って勉強していましたが、どんな成果がありましたか。

野原:附属小学校に行く前は、教育実習の経験がなかったので、実際の子どもの姿を見て、まず、子ども達は、予想以上にできることが多いと感じました。例えば、子どもが主体になって授業を進めていくところです。また、職員室の中での先生方の会話を聞きながら、先生方のつながりが深いと感じました。

都留:教育実習に行ってから、どんな活動をして学びを広げましたか。

野原:堺市の母校にスクールサポーターとして、週2回ぐらい行きました。そこでは、特別支援学級の補助として入っていて、附属小学校の子ども達とは違う子どもの姿からいろんなことを学びました。例えば、「子ども達ができる」という視点から教育があるということをよく理解でき、そこで実践したことは、私にとって新しい視点からの教育の姿を学びました。人なつっこい子ども達の姿がとても印象的で、教師としての元気の源になると思いました。

都留:最後に、野原さんは、どんな教師になろうと考えていますか。

野原:今の子ども達は、複雑な環境で育っていることが多いと考えています。そこで、子ども達の心に寄り添って、子ども達の心を理解しながら、教師としてともに成長していきたいと思っています。

都留:ありがとうございました。野原さんの教師として人間としての頑張りを期待しています。