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2012年11月8日(木)

【こども学科】 小学校教員採用試験合格者インタビュー第4弾(4年生:上西麻由さん)

こども学科を志望する人の多くは、教員をめざすわけですが、「なぜ教師になろうと思ったのですか?」と問われたとき、どのように答えるでしょうか。その答えの一つに「恩師のような先生になりたいから」ということがあるでしょう。今回のインタビューでは、そんな「教員を目指した動機」を語ってくれます。大阪府小学校教員採用試験に見事合格した上西麻由さんのインタビューです。聞き手はゼミ担当の山本順彦教授です。

山本:大阪府小学校教員採用試験に見事に合格されました。おめでとうございます。

上西:ありがとうございます。

山本:上西さんが教師になる場所として大阪府を選んだのはどういった理由からですか。

上西:私は大阪に生まれ、小学校から高校までずっと大阪の学校に通いました。その中で、素敵で素晴らしいたくさんの先生に出会い続けたことが大阪を選んだ大きな理由です。特に、小学校6年の時の恩師の先生は強く印象に残っています。とても熱心で誠意のある先生で、私が友人とのトラブルで悩んでいた時、その先生は、それに気付かなかったご自分の非を認め、謝ってくれて、どう対処していけばいいか私の意向を確かめたうえで、適切に対応してくれたのです。子どもの立場に立ってかかわることのできる先生でした。能うならば、子の恩師と一緒に働きたい。そんな思いで大阪府を受験しました。

山本:恩師の力というものはとても大きなものなのですね。次に、合格に向けてどんな工夫や努力をしましたか。

上西:手あたり次第、やみくもに勉強するのではなく、大阪府の傾向などについて情報をしっかり収集し、解析したうえで、何に焦点を当てて対策を立てれば良いかはっきりさせた後、勉強に取り組みました。例えば、面接重視ということだったので、友人と一緒に何度も繰り返し練習を重ねました。効果は大きかったと思います。

山本:限られた時間を有効に使うことが試験勉強には大切なことなのですね。あなたの取られた方法はとても賢明だったと思います。最後にどんな先生をめざしますか。

上西:私のかかわりによって、心を開き、目を輝かせ、やる気になって、伸びていこうとする子どもたちを育てたいと思います。子どもたちの胸に希望を刻み込むことのできる先生になりたい。そうすることで、これまでに出会った多くの私の先生(恩師)のご恩に報いることができればと思います。

山本:どうもありがとうございました。