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2012年11月15日(木)

【こども学科】私立幼稚園採用内定者へのインタビュー(4年生:田中亜希恵さん)

こども学科は保育士、幼稚園教諭、小学校教諭を目指す学科です。一般的に小学校は公立が多く、各都道府県や政令指定都市が実施する教員採用試験を受けることになりますが、保育園と幼稚園は公立だけでなく、私立も多くあります。私立については各園の独自採用となります。今回は私立幼稚園に採用された田中亜希恵さんにお話をお聞きします。聞き手はゼミ指導教員の鶴宏史講師です。

鶴 :幼稚園の内定おめでとうございます。

田中:ありがとうございます。

鶴 :田中さんは、どうして幼稚園で働きたいと考えていたのですか?

田中:もともと、子どもが好きで幼稚園の先生になりたいと考えていました。その夢を叶えるために帝塚山大学に入学したのですが、幼稚園での実習を経験して、さらにその意思が固まりました。

鶴 :もう少し詳しくお願いします。

田中:三年生の時に、自分が通っていた幼稚園で実習を行い、多くの先生方にお世話になりました。そこで多くのことを学びました。まず、どの先生も子どもたちの気持ちを受け止め寄り添い、子どもたちを理解しようとしていました。次に、子どもたちのいいところを見つけ出し、それを引き出そうと様々な工夫をしていました。それから、子どもがしてはいけないことをしたときは、ただ注意するだけでなく、子どもが自分でなぜそれがいけないのかを考えるようにしていました。そのため、先生たちは子どもたちに心から慕われていました。何よりも、先生方は、遊ぶときは楽しく子どもたちと遊び、生き生きしており、「やっぱり幼稚園で働きたい。できるならこの幼稚園で働きたい」と強く思いました。

鶴 :採用試験に向けての取り組みを具体的に教えてください。

田中:幼稚園の採用試験は、筆記、面接、実技(ピアノ、絵画、運動)などがあったのですが、私は2つのことを重点的に行いました。1つはピアノです。日頃から練習はしていたのですが、苦手意識がありました。そこで4年生になってからは、ピアノ教室でピアノのレッスンを受けるようになりました。もう1つは面接対策です。緊張しやすいこともあり、面接で自分をアピールできないのではないかと考えていました。そこで、キャリアセンターにお願いして何度も面接の練習を行いました。キャリアセンターの皆さんには本当にお世話になりました。

鶴:どんな先生になりたいですか?

田中:いつも子どもの目線でかかわることのできる先生です。楽しく遊ぶときは遊び、悲しいことがあれば一緒に悲しみ、分からないことがあれば一緒に考えて・・・そんなふうに子どもの立場で考えて、その思いや気持ちを共有できる先生でありたいです。

鶴 :最後に、こども学科をめざすみなさんへのメッセージを。

田中:帝塚山大学こども学科は、いい雰囲気の中で充実した大学生活が送れます。ぜひ、同じ夢を持つ仲間とともに切磋琢磨してください。

鶴 :ありがとうございました。