News

2011年12月13日(火)

【こども学科】リヒテルズ直子先生,リチャード・デイズ先生が来校!

第1回国際理解教育ネットワークセミナー(共催:日本グローバル教育学会・地域セミナーイン奈良)が帝塚山大学現代生活学部こども学科でおこなわれました。こども学科の今谷順重教授が招聘から開催までを担当しました。

まず、11月25日(金)にオランダのリヒテルズ直子先生(Ph.D.  オランダ在住、オランダ教育・社会研究家、日本イエナプラン教育協会代表)が、「オランダの教育は今-学び続ける市民・生活者・子どもを育てる-」という演題でご講演くださいました。

http://www.naokonet.com/

リヒテルズ直子先生はオランダでの体験を基に、オランダの教育制度・社会制度について、多くの著書を通じて日本への紹介をされています。この日の講演も市民教育という観点から、日本の教育の問題について深く考える機会を与えてくださいました。参加した学生も「心に残る話だった」と考えるところが多かったようです。

続いて11月30日(水)には,リチャード・デイス先生(ヨーロッパ連合・EU教育文化省部長・ブリュッセル・ベルギー)に、「EUの教育政策と市民的スキルの形成」並びに「ヨーロッパの教育-EUの教育政策立案におけるこれまでの経緯・成果と新しい動き-」という二つ続けてご講演を頂きました。

文化も教育に関する考え方も違うEU諸国を束ね、個性を殺さずに協調した教育政策を立案する工夫について学びました。学生にとってEUは身近な国ではありませんが、様々な問題を乗り越えて協調するEUのあり方から、アジア諸国の連携についても考えさせられるところがあったようです。

それぞれ遠方からお越し頂き、貴重なお話を聞かせて頂く機会に恵まれたことを感謝したいと思います。学生たちにとっても,なかなか得難い体験だったと思います。こうした機会を教員・保育者になるモチベーションにつなげていって欲しいと願います。

リヒテルズ直子先生の講演の模様

リチャード・デイズ先生の講演の模様