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2011年10月19日(水)

こども学科の森篤嗣准教授がスピーチコンテストの審査員に

10月16日(日)に、西東京市誕生10周年を記念し、在住外国人による日本語スピーチコンテストが開催されました。このスピーチコンテストに、こども学科の森篤嗣准教授が審査員として参加しました。

一般的にスピーチコンテストというと、留学生のような大学で学ぶ外国人が主役になることが多いのですが、このスピーチコンテストでは、外国人の主婦の方や、銀行員の方など、学生ではなく社会生活に根ざした外国人の方が多く参加されているのが特色です。

したがってスピーチのテーマもバリエーションが豊富で、おにぎりの海苔の味が苦手だった話、どうして日本人は玄関で靴を反対に向けて置くのかという疑問、さらには市の家庭菜園でトマトを作ったら、あまりにたくさんできすぎて困った話まで、生活に根ざしたお話でした。身近に生活している外国人が何を見て、感じ、考えているのかがわかるスピーチコンテストでした。

日本に住む在住外国人は、210万人を超えています。留学生だけでなく、私たちのすぐ身の回りにも外国人の方々が生活しており、日本語指導が必要な外国人児童生徒も28,000人以上います。国籍を越え、お互いに助け合いながら生活できるといいですね。森篤嗣准教授は、こうした地域に住む外国人のための日本語テキストも作成しています。興味のある方はご覧ください。

『にほんごこれだけ!1&2』サポートサイト

http://www.cocopb.com/koredake/

講評をする森篤嗣准教授

参加者全員で記念撮影