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2011年11月24日(木)

【こども学科】 3年宮本竜治君がWRO2011アブダビ国際大会にコーチとして参加

WRO(World Robot Olympiad)とは自律型ロボットのコンテストです。この度,こども学科3年の宮本竜治君が、奈良教育大学附属中学校科学部のSmile Life +1をコーチとして率いてアブダビでの国際大会に参加しました(詳しくは下記もご覧ください)。

http://www.wroj.org/

宮本君は奈良教育大学附属中学校科学部OBで、こうしたロボットコンテストに参加するようになった、ほぼ初代の頃の卒業生とのことです。奈良教育大学附属中学校科学部のSmile Life +1は、生徒が三年生一人と二年生二人の合計三人、大人のコーチが1人(宮本君)のチームで、オープンカテゴリー(自由部門)で出場しました。オープンカテゴリーでは、与えられたテーマに基づき、ロボットを作成。そして、そのセールスポイントを5分間でプレゼンテーションして、質疑応答をします。
Smile Life +1は京都での2011WRO関西大会で優秀賞を獲得し、東京でのWRO Japan決勝大会でも優秀賞を獲得して、見事にWRO2011アブダビ国際大会への出場権を得て、オープンカテゴリー中学生部門で6位入賞を果たしました!

Smile Life +1のテーマは「ロボットとの双方向コミュニケーションによる生活改善」でした。人間が外出時、ロボットに留守番をしてもらい、留守中のロボットと双方向コミュニケーションをすることで、様々な問題を解決してくれるという内容です。例えば,買い物をしていて、「あれ? 肉はまだあったっけ?」と思ったとき、家にいるロボットにケータイで連絡すると、冷蔵庫を開けて、中の画像をケータイに返信してくれます。他にも例を挙げると、家にドロボーが入ったとき、ブザーを鳴らして撃退するだけでなく、その後、警察と家人にも連絡をしてくれるのです。

このような内容を日本での関西大会、全国大会では日本語でプレゼンテーションをしましたが、アブダビの世界大会では中学生たちが英語でプレゼンテーションし、質疑応答をしました。ずば抜けて英語が得意というわけでもない、普通の中学生にとっては非常に大変なことだったと想像されますが、自分たちが作ったモノへの想いを伝えるために懸命に努力する姿に感動したと宮本君も語ってくれました。

宮本君は、一連のWROでのSmile Life +1の活動を通して、参加した3人の著しい成長を感じたとのことでした。理系離れが心配される昨今ですが、こうしてロボット製作を通じて世界ともコミュニケーションできる中学生がいると思うと、頼もしく思えます。宮本君自身も、これらの活動で得た経験を糧として、素晴らしい教師を目指して頑張って欲しいと思います。

開会式の模様です

これがロボットを含むセットです