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2011年6月7日(火)

【子育て支援センター】平成23年度第1回「こども学講座」スタートしました

2011年6月4日(土)、子育て支援センター「まつぼっくり」では、今年度最初のこども学講座を開催しました。第1回は、本学こども学科清水益治教授が「保育内容:明日の中身」というテーマで講演を行いました。30名の方が熱心に聴講されました。

保育場面などの映像を使って、保育内容の明日の中身を考えるための以下の7つのヒントが示されました。(1)遊びや生活の中にねらいや内容を埋め込む、(2)しかけを生活に組み入れる、(3)楽しさと経験を結びつける、(4)伸びるきっかけを経験させる、(5)流してみて振り返る、(6)関わりを記録する、(7)みんなで情報を共有し、共通理解から協力、協働へ。このヒントの頭文字をつなげると、語呂あわせで、なんと「あしたのなかみ」になるのです!! 「(6)関わりを記録する」では、アニメの映像を見ながら「状況・場面」「行動・反応」「注釈・思い・評価」の記録の実習も行われました。最後にPDCAサイクルについて、保育における新たな解釈(Prepare, Develop, Code, Aim)が提案されました。参加された方々からは、日々の保育の中にしっかりとねらいや内容をうめこむことの大切さや状況を記録することの大切さなどを再認識した、毎日の保育や授業で生かし、明日の中身につなげていけるなどの感想がよせられました。

次回のこども学講座は7月16日(土)午後2時から本学こども学科村尾忠弘教授の「音痴をなおす」の講演があります。多数のかたのご参加をお待ちしております。

スクリーンを使って講義を行う清水教授と、熱心にメモをとる受講者の皆さん