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2010年9月4日(土)

こども学科と地元・奈良市の幼児教育

mDSC_0016.jpg9月4日(土)、奈良市の春日野荘で開かれた幼児教育推進委員会の講演会にて、こども学科の村尾忠廣教授が講師を務めてきました。

認知音楽学、音楽教育学の分野で国際的に活躍する村尾教授。本日の演題は、「子どもの創る子どもの歌と大人が創る子どもの歌」。奈良市の幼稚園教諭と保育士、約70名が集まりました。

「ずいずいずっころばし」や「あぶくたった」のような「子どもの創る子どもの歌」と、「ホップステップジャンプ君」や「夕焼小焼」のような「大人が創る子どもの歌」。それぞれにどんな特徴があるのか。村尾先生のピアノや時には踊り(?)に合わせて、次々に実際に歌いながら考えていきます。特に、「メリーさんの羊」や「蝶々」といったよく知られた曲の、原曲にさかのぼっての解説および歌唱は、強い印象を参加者に残したようでした。

「歌を歌う楽しさが先生からとても伝わってきました」「身近な歌ひとつひとつにこれほどの面白さがあったのかと驚きました」…。本日の経験が、日々の自らの実践を見つめ直す手がかりとなったことが、参加者の感想からもうかがえます。

奈良市幼児教育推進委員会は、幼稚園教諭と保育士が共通認識をもって幼児教育に取り組んでいくことを目的に設けられた組織。本学こども学科の清水益治教授や岡澤哲子教授も同委員会にかかわっています。こども学科は、地元・奈良市の幼児教育の推進と共に歩んでいます。

用意されていた机を取っ払い、参加者に寄っていって語る村尾教授

「ワーイラーラララーラ~」からだを動かせば声も変わる