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2010年5月20日(木)

こども学科 基礎演習にて「こどもレポート発表会」実施。

こども学科では、5月20日の1年生基礎演習の時間にて、「こどもレポート発表会」を実施しました。こども学科に指定校推薦で合格が決まった学生は、大学での勉学へスムーズに入っていけるよう、入学前の段階から、大学でのスクーリングなどの教育を受けます。「こどもレポート」はそのときの課題の一つ。こどもに関する新聞記事で興味を持ったものを取りあげ、レポートにまとめるというものでした。この日の発表会は、優れたレポートを1年生全員で共有し、ディスカッションするために催されました。

選ばれた発表者は3名。それぞれ、レポートをプロジェクターでスクリーンに映し出し、発表していきます。

金正さんのレポートは、「あなたの愛の手を」。養子縁組を新聞で呼びかけていることに驚いた金正さんは、養子縁組、さらに発展して里親制度についても調べました。質疑応答の場面では、「里親になるためにはどんな条件が必要?」など、鋭い質問が出されました。

続く川田さんのレポートは、「幼児期の運動あそびと体力づくり」。「いじめなどの問題とは違う、明るいニュースをあえて選びました」という梨菜さん。しかしそれは、「体力づくりと言ってもただスイミングスクールに通わせればよいというものではない」という重要な洞察を含むものでした。

ラストは、川田さんによる「こどもの食物アレルギー」。親や自分の経験からアレルギーの問題に興味をもった川田さん。給食時に隣の子の牛乳が1滴かかっただけで顔が腫れ上がり動けなくなってしまったという事例の紹介に、フロアの学生も真剣さを増して聞き入っていました。発表後には、自分自身も鯛のアレルギーであるという学生からの意見も出され、学生たちは、身近な問題としてこのテーマについての議論を深めていました。

今回発表された内容は、いずれも、こども学科での今後の学習へとつながっていくもの。発表および議論を通してかきたてられた問題意識をもとに、さらに大学での勉学に励んでいってほしいと思います。

発表者と質問者のやりとりに会場が沸く

食物アレルギーからさらにアトピー性皮膚炎の問題へ