2026年8月1日(土)
学生がつくる大学公式SNSの動画、教育効果をデータで測る ヒトビジラボが報告
2026年7月29日(水)、経済経営学部附属の経済経営研究所「人がわかる、ビジネスがわかるラボ」(愛称: ヒトビジラボ)が「夏の研究フォーラム」を開催しました。ヒトビジラボは、人と企業がそれぞれなぜそのように行動するのかを、経済学・経営学の視点から解き明かす研究機関です。フォーラムでは2件の研究報告と活発な質疑が行われました。
1件目は、薄井健講師(本学)と川村哲也准教授(立命館大学)による「SNS運用を題材としたPBL型マーケティング教育の実践と効果検証」です。両教員が2025年4月から担当する「デジタルマーケティング演習」では、学部公式Instagram「デジタル・マーケティング」の動画づくりを、企画から撮影・編集まで学生が一貫して担当し、再生回数やいいねといった反応を見ながら次の企画を練り直しています。今回の報告は、この実践的な授業がどれだけの教育効果を生んでいるかを、感覚ではなくデータで確かめようとする試みでした。
分析の結果、後期に作った動画のほうが「見たい」と思われる度合いが前期より高いことがわかりました。一方、動画の再生回数の多さとこの評価との間には、あまり関係が見られませんでした。再生回数はSNSのアルゴリズムの影響を受けやすく、動画そのものの質を映す指標としては使いにくいのかもしれません。
両教員は今後さらに分析を重ね、論文としてまとめることを目指しています。