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2026年11月5日(木)

特殊講義(実践的中小企業経営):卒業生と経営者の対話から考える、働く意味と生き方

本授業は、奈良県中小企業家同友会との連携によるアクティブラーニング型の授業です。

11月4日には、本学部を今年3月に卒業した新社会人の先輩をゲストに迎え、後輩たちに向けて、社会人としての経験や大学時代の学びについて語っていただきました。

卒業生は、社会人には学生時代とは異なり、組織や顧客に価値を提供し、チームとして成果を生み出すことが求められると述べました。そのうえで、主体的に学ぶ姿勢や多様な価値観を理解する柔軟性に加え、周囲から信頼され、「この人と一緒に働きたい」と思われる人間力の重要性を、自身の経験を通じて伝えてくれました。

これを受けて、ファシリテーターを務める経営者からは、「少し優等生的な話ではないか」との率直な問いかけがありました。さらに、働くうえでも、生きるうえでも、組織の常識を疑う視点が必要ではないか、また、必ずしも正解のない卒業後の人生において、自ら問いを立てることこそ人間力につながるのではないか、との問題提起がなされました。

こうした二人の異なる視点を踏まえ、学生たちは「ライフ・アンカー」をテーマにグループディスカッションを行いました。

新社会人として組織に馴染もうと努力する卒業生と、自らの心が動くことに夢中になれる生き方の大切さを説く経営者。その対話は、学生たちに「働くとは何か」「自分は何を大切にして生きていきたいのか」を問いかける、貴重な機会となりました。

自らの考えを言葉にして伝え、他者の意見に耳を傾け、グループとして議論を深め、発表する。こうした一連のプロセスを通じて、座学だけでは得難い、瞬発的な思考力や表現力を身につけてくれることを期待しています。