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2024年2月21日(水)
【経済経営研究所】令和5年度 冬の研究フォーラムが開催されました
令和5年度 冬の研究フォーラム 2024年2月8日(木)15:30~18:00
経済経営研究所では、令和6(2024)年2月8日(木)に冬のフォーラムを開催しました。所長である田中雅子教授の開会のあいさつの後、2つの研究発表が行われました。
一つ目の発表は帝塚山大学 助教 竹中浩平先生の「Wage Dispersion and Reskilling」で、Reskillingが就職前の学生の賃金決定の分布に与える影響について分析されました。Reskillingが一定のいき値を超えている場合には現在より高い賃金になる可能性がある一方で、いき値を超えない場合は今よりも低い賃金になる可能性があることが指摘されました。
2つ目の発表は、大阪産業大学 准教授 安達晃史先生の「日本におけるCOVID-19がもたらした鉄道通勤需要と在宅勤務への影響」で、関西圏における通勤定期旅客の減少と新しい働き方の関係について定量的な分析をされました。通勤距離が長くなるほどテレワーク選択確率が上がること、また、通勤距離が長くなるほど通勤手段は変更しにくいことを指摘されました。
フォーラムでは、両報告とも活発な質疑応答がなされて、ファーラムは盛会に終わりました。