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2024年1月31日(水)

【経済経営学科】高校生ネットワーク講座を開講しました

2024年1月30日に奈良商工高等学校の生徒たちをむかえて7号館コンピュータ実習教室にて「高校生ネットワーク講座」を開講しました。

この講座は、Society5.0と呼ばれる社会を迎えるにあたり、あらゆる年代においてITスキルやデータサイエンスの知識が求められる今、高校生のうちから大学の授業の一旦に触れることで今後の学びのモチベーションとなることを目指して毎年開催している講座です。

午前に「インターネットの歴史」「ビットの話」、午後は「大学や学生生活の紹介」「ネットワーク構築実習」「トラブルシューティング」を実施しました。

「インターネットの歴史」ではソ連が世界初の人工衛星「スプートニック」を打ち上げたことが米国にショックを与え、結果としてインターネットが作られたこと、つまり戦争がインターネットを作ったきっかけとなったことを伝えました。スマホに代表されるコンピュータが作られた原因も弾道計算のためにENIACが作られた事実を説明しました。「ビットの話」では高校でも勉強している内容でもあるビットについて、ネットワークで必須のIPアドレスを理解するうえで基礎となる知識であることを説明しました。

「大学や学生生活の紹介」では奈良商工高等学校出身の本学の2年生が登壇し、大学生活をリアルに語り、最後は後輩たちに向けて今後の高校生活を充実させるためのアドバイスをお伝えしました。「ネットワーク構築実習」ではパソコン内のシミュレーションソフトを使いルータを含むネットワークを実際に構築。最後の「トラブルシューティング」はこの講座のメインであり、ネットワークが繋がらない9つのトラブルを高校生が知恵を絞って解決するという課題に取り組みました。

終了後のアンケートでは、「普段は体験できない」「難しかったけれど楽しかった」「ためになった」などモチベーションを高めることに貢献できたのではないかと感じるものが多数見られました。実習のため情報教育研究センターから3名のスタッフが応援してくれたことで予定通り講座をすすめることができました。

今後とも同様の講座を開催していきたいと考えております。